わくわく直売所ライフ#2 <シキミ切り>

今月前半はシキミ切りに明け暮れていたが、昨日がついに春彼岸前の山場なので、5m近くのびた木を思いっきり切り戻し、各枝を選別しながら25束つくった。「早い」が売りの植木屋に勤めていたので、枝をさばくのは早いと思うが、葉組みをするのはまだ時間がかかる。この量で、1時間以上かかり、すっかり夜になってしまった。管理しやすいように腰の位置まで切り戻した十数本のシキミはまたお盆に切れるはず。年に3回、1万円ちょっと稼げる財産ができた。  


川西の駅前にある小西種苗店がお気に入り。その魅了というのはタキイの特約店で品種が豊富なこと、80歳の店長が自作した「資材によってこれくらい根が変わる!」という写真がベタベタ貼ってあること、それと仕入れの鉢花に混じって、そのジイサン店長がつくった野菜苗が売っていること、など色々ある。今日は注文したタネが届くはずだったが、店長が到着日を希望的に早めに行っていたみたいで、じつは来週になるとのことだった。すると、店長がごそごそとメークインの種芋を2kgも持ってきて、お詫びにとくれた。その帰りに別の園芸店でインカのひとみ(赤いジャガイモ)を買う予定だったので、困った。困ったけど、使わないわけにも行かないので、今年のジャガイモはインカのひとみ、メークインという肌綺麗めの小粒系に必然的に絞られた。 


ジャガイモを埋め、隙間にルッコラ、パクチー、ニンジンをまいた。5日前にまいたカブやラディッシュがなぜかまだ発芽してこない。この畑、やっぱりおかしい・・・。 開拓畑(通称・山田)には柴栗(勝手に生えてきた栗があり、先々週、キノコのほだ木にするついでにバッサリと枝を落とした。今度はそこに能勢発祥の「銀寄」という品種を高接ぎ。柴栗の枝(台木)に銀寄の枝(穂木)をくっつけて、「銀寄の木」にするという方法。細い枝には通常の「割り接ぎ」、太い枝には「剥ぎ接ぎ」と「腹接ぎ」など、数うちゃ当たると、色んな方式で、色んな状態の穂木を接ぎまくった。ナイフとテープを持って、穂木を口に咥えて木登りする様は憧れの姿だが、接ぎ口はど素人! どれがうまく行って、うまく行かないかがわかるから、まあいっか。

わくわくアジア野菜ライフ

「おおさかのてっぺん」こと大阪府能勢町の山奥で、悪戦苦闘しながらアジア野菜を栽培中。

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