わくわく直売所ライフ#1 <あぁ、憧れのネモフィラ>

今更だけど、トンボを導入した。 ホームセンターの年度末感謝祭で安売りしていた数百円の材で作ったものだけど、それまで金属製のレーキで土を均していた僕にとってはプチ産業革命。 そもそも軽いので均しやすいし、広幅を活かすと播種溝をつけるのも、覆土をするのも、格段に早くなった。 このあいだ見に行った近所の有機農家が「カマボコ型のウネのほうがよくできる」と言ってたので、トンボでつくってみた。嬉しくて、ついついいろんなところを平らにしてしまった。


 畑にはサラダミックスとニンジン(恋ごころ)、極晩抽性の春大根などを蒔いた。 うちの直売所はトレーサビリティの関係で「1つの袋には1品種のみ梱包する」というルールがあり、多品種を混ぜ込んで彩りよく見せるようなことができない。 そこで活躍するのが1袋に様々なタネが混ざったミックス種子。ルールの隙間をつくような感じだけど、要は農薬の使用状況が正確にわかればいいだけなので、ズルではない。 今年は『現代農業』で連載していた鳥取県の峠田さんのことをマネしてみている。あったことはないが、ハウスもトラクタもなし、たった13aの畑で300万円以上を稼いでいるスゴイ人らしい。主力は苗販売と、面積当たりの単価が高い野菜類(ネギやピーマン、ナスなど)。 今年はまず手始めにリーフレタスの苗販売をやってみようと思う。品種もマネして、タキイの「マザーレッド」「マザーグリーン」。葉が分厚くて、丈夫でつくりやすい品種らしい。売れるかどうかは知らない。 


「あぁ、憧れのネモフィラ 〜花壇に植えれば、そこはひたち海浜公園〜」というダサいポップをつけたネモフィラが、まだ開花前だというのによく売れる(カーネーションはあまり売れなかった)。昨年の秋に畑に植えたアネモネもすぐになくなる。アネモネは球根をポットに埋めるよりも、畑に植えたほうが発芽率も花付きもよかった。畑のほうは切り花にしようと思っていたが、花首を十分長くするにはトンネルが必要なようだったので、掘って、鉢花として出した。

わくわくアジア野菜ライフ

「おおさかのてっぺん」こと大阪府能勢町の山奥で、悪戦苦闘しながらアジア野菜を栽培中。

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