わくわく直売所ライフ#8 <ラディッシュ 色々>

昨日の疲れが災いして、直売所にラディッシュを出荷したあと、死んだように寝ていた。


お昼からハッと起き、色々やりたいことがあったのを仕方ないと割り切り、スティックセニョールとカナー(チャイニーズケール)の鉢上げをした。こういう類のものは直播でも十分に発芽するけど、なるべく長期収穫したいこと、ゴールデンウィークに苗でもちょっと販売したいこともあって、畑に定植するぶんは6cm、苗で販売するぶんは7.5cmまであげて、根っこを増やそうと思う。

 ポットに使う土は、市販のポット用培土(コーナンの安いやつ)に赤玉土を3分の1ほど混ぜる。培土代が安くしたいのと、土を重くしたい、排水性をなるべくよくしたいという狙い。この配合なら、野ざらしにしても、藻が生えにくいから気に入っている。  


ほぼ毎日ラディッシュの収穫をしている。ラディッシュは収穫調整がめちゃくちゃめんどくさい野菜。 僕の場合は、 ・バケツに水をためてぐるぐるかき混ぜて、ざっと土を流す ・ひとつひとつ洗って、双葉をとりつつ、大根のツヤを出すように、軍手でクリクリと洗う(薄皮が剥ける) ・1袋100gになるように袋詰めする という手順で、1kgを調整するのに30分かかる。 100gで130円。これだと0.6m幅のウネ5mで1作8000円くらいになる。

こんなめんどくさいことをするひとはあまりいないので、ラディッシュは売れ残ることが少なく、9時に出荷して1時間ほどで1日に出すぶんは売れる。ラディッシュを買う人は味というよりも、見栄えで選ぶ。なので、袋詰めは大根の赤がちゃんと見えるように結構気を使う。 ラディッシュは色々品種を作ってみたけど、タネ代を含めたコストパフォーマンスで優れるのはアタリヤの赤丸二十日大根だけど、おすすめは国華園で売っている「ビットリア」という品種。ラディッシュは、収穫が遅れて大根が3cmにもなると割れてしまうのが普通だが、ビットリアは4cmになっても割れず、見栄えがいい。少しだけ葉っぱも大きいので、重さも稼げる。あんまりおすすめしないのは、紫色のラディッシュ「すみれちゃん」。珍しくて売れるのかもしれないが、タネが高いうえに発芽率がよくない。

わくわくアジア野菜ライフ

「おおさかのてっぺん」こと大阪府能勢町の山奥で、悪戦苦闘しながらアジア野菜を栽培中。

0コメント

  • 1000 / 1000