夜明け直後から直売所に持っていく切り枝を準備する。おばあちゃんちのヤブツバキに添えるものを考えつつ、白いアセビと黄色いキブシを切ってくる。「そのへん暗くて気持ち悪いから、もっと切っとくんなはれ」というおばあちゃんのお願いを受けて、ようけすぎるほど切ってきた。ちょっと咲きすぎやけどな。お流儀に使うぶんにはツボミの方がいいけど、一般家庭で投げ入れするぶんには咲いてる方が案外売れるしな。キブシは枝垂れている方が雰囲気があっていいけど、枝垂れるような枝は細くて、実際にはちょっと使いにくい。頂部の、花の重みで枝垂れるくらいが本当はいいと思う。アセビはねじれるような枝のほうが愛想があるけど、そういうのは全然売れない。ついでに切ってきたヤマザクラは1坪ハウスにいれてみた。自然のサクラよりも数日早く咲くなら、たぶん売り切れるはず。
いい時期にちょうどいいサイズのホウレンソウになったので、畑を掃除するついでに収穫。昨日は15袋出して売り切れたので、今日は20袋。洗うのが大変なわりに全部売れても4000円にもならんけど、1日3000円以上もらうには切り花と鉢花だけではどうにも安定しない。 今年はじめてヨトウムシを発見した。昨年の憎しみをこめて指でつぶすと、ぷちっと弾けてホウレンソウ汁がでた。穴が空いてたのはお前らの仕業か。今年こそ皆殺しにしたるからな。ニジュウヤホシもな。
これだけ直売所の投稿が多いと、さぞかし広い畑なのかと思われるけど、去年までは家の裏にある1.5aの畑だけだった。休日のたびに細々とやって15万。「うちは零細農家だから」という人の100倍くらい小規模零細農家。ただ、極小の畑ではそこそこ頑張ってるんじゃないかと思う。
15万円のうち切り花(枝も含む)が9万円。切り花のほとんどが密植でき、穴あきマルチの15cm間隔で植えてもちゃんと育つ。野菜も密植できるラディッシュやコカブ、葉物が中心。そこまで暴落しないし、面積当たりの儲けも切り花の次に高い(洗うのに手間がかかるので、時給としては激安)。今年は6倍に増やす予定だから、連載タイトルは「月3万円稼ぎたい」というのは嘘で、真の目標は年間100万円、ってことにしとこ。
夏の自分のために、デルフィニウム、キンギョソウ、アスターを播種。食べたいという理由で、遅ればせながらスナックエンドウもまいた。
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